映画覚え書き 1

「最近見た映画から」の補足です。

ちょっと間が開いてしまって
記憶もおぼろげになってきたので
覚え書き程度に書いてみます。

影の車
1970年 日本映画 監督:野村芳太郎 松本清張原作。
「鬼畜」でお馴染み?の野村監督ですが
この映画でも、無暗に恐がらせてくれます。
実際、何にも起こらないんだけど
人の心の闇を突いて、恐怖心を煽っていきます。
まっ、この映画は煽り過ぎで
いまひとつな感が…
満足度 3

25時
2002年 アメリカ 監督:スパイク・リー
9.11以降のニューヨーカーの失望感が、良く現れている映画。
ずっと、NYを舞台に映画を撮ってきたスパイク・リーならでは…
あんまり評価は高くないけど
リーの隠れた名作ではないだろうか
満足度 4.2

殯の森
2007年 日本映画 監督:河瀬直美
まるで、ヨーロッパ映画のよう…
セリフ、演出は控えめで、ドキュメンタリー的
女性ならではの、優しさと残酷さをもった作品だと思う。
久し振りに邦画の逸品をみつけた感じ…
満足度 4.5

萌えの朱雀
1997年 日本映画 監督:河瀬直美
ちょっと登場人物の関係性が解らなかったが
じんわりと心に沁みた作品。
作られ過ぎた、映画よりは よっぽど伝わると思います。
満足度 4

どですかでん
1970年 日本映画 監督:黒澤明
大御所すぎて、あんまり見ていない黒澤映画。
いやぁ、これは面白かった。
人間の喜怒哀楽、悲喜こもごもを2時間のなかに
しっかりまとまった完成度の高いの作品。
こういう映画を見ると、映画欲が湧いてくるなぁ…
今でも、頭の中に「どですかでん、どですかでん、どですかでん」と
聞こえてくるよう。。
満足度 4.5

追悼のざわめき
1988年 日本映画 監督:松井良彦
映像の過激さから、上映をストップされたり
いわくつきのアングラ映画を やっと見る事ができた。
確かに、過激だけれども 映画的完成度は かなり高いのである
モノクロだからからか、過激な映像だけれど
グロテスクなものは感じない…
満足度 4.2

鬼畜大宴会
1998年 日本映画 監督:熊切和嘉
芸大卒業制作として作られた映画。
過激なタイトルだけど、題材は学生運動の頃のリンチ事件。
後半のスプラッターな感じは理解できないけど
学生の作品としては、良くできている
満足度 3.5

ちょっと長くなったので
このへんで…




  

2011年06月20日 Posted by chibi at 23:31Comments(0)映画