最近みた映画から2

<ミステリー篇>


シンプルプラン
1999年 アメリカ
監督:サム・ライミ

何度もDVD屋で、手にとって棚にしまった映画。
なんとなく、そそらないパッケージだしネ。

しかし、これが面白い!

静かな、雪の積もる田舎町で
ごく、平凡な生活を送っていた
うだつのあがらない男3人が
大金を手にしたところから、人生が狂っていく…

なんか、宝くじが当たると 人の人生が狂う話に良く似ている。

それを、静かな狂気がせまってくるかのごとく
じわじわと登場人物を苦しめる。
ヒッチコックの「サイコ」を思い出す

今のミステリー&サスペンスとしては
ギミックなものや仕掛けも少ないので、派手さは欠けるけど
その為に、じわじわせまりくる現実にハラハラする。

すごいなぁ~と思って
調べると、監督は「死霊のはらわた」や「スパイダーマン」を撮っている。
趣味じゃないけど、思わず「死霊のはらわた」を借りてみたけど
結構、変な効果を使ってて「なんじゃ、こりゃ?」
って感じ。
でも、スプラッター映画界では古典的名作らしく
カルト映画のひとつ らしい

まぁ、とにかく 良いミステリーでした。

満足度:4.5


ゾディアック
2007年 アメリカ
監督:デヴィッド・フィンチャー

公開時のCMで、随分そそられたのを覚えている。
暗号文が、ずら~っとででてきて ミステリアスな雰囲気でした

でも見始めると、実際にあった連続殺人事件で
しかも、未解決。
「セブン」や「ザ・ゲーム」「ファイトクラブ」のようなものを期待してたんだけど…

今なら、DNA判定とか高度な調査方法もあると思うんだけど
1969年のこの事件では、中々 犯人を特定する手だてがない
犯人像に追いついては離れを繰り返す

決して、ハラハラドキドキではないが
主人公の熱い思いが、2時間強のドラマを見させてしまう

結局、犯人は特定されないんだけど
「ブラック・ダリア」のような残念感は無い。
ネットの映画評では、評判は芳しくないようだけど
未解決の事件を、ここまで見せてくれるのは
やっぱりフィンチャーだなぁ と思います。
特典映像を見ると、この映画のスゴサが分かります。

満足度:4







  


2011年05月12日 Posted by chibi at 20:37Comments(0)映画