最近みた映画から

某レンタルDVD店が、旧作1本100円という
セール期間だったので、
ここのところ映画三昧でした。

自分用の記録としても
何回かに分けて書いて行こうかと思います。

<社会派ドラマ篇>
ん~多分、100円じゃなかったら手をださなかったジャンル。。
でも、面白い作品が多かった…


武器なき斗い
 1960年 大東映画
 監督:山本薩夫

時は戦前。京大と同志社の教授であった山宣こと山本宣冶は、不当に搾取されている小作人や
労働者の為に、闘っていた。そのうち、立候補して議員となるのだが、国政は軍部が強くなっていき山宣の仲間も段々と減り
ついには一人きりになる。そんななかでも、自分を信じ一人闘う、姿は感動する。
しかし、志半ばに右翼によって刺殺されてしまう。

あ~こういう人がいたんだ。。
皮肉にも、戦争の影響によって成し遂げられず
世にでなかったが
こうして埋もれて行った人はたくさんいたんだろうなぁ

興味のある方はコチラ

満足度 ☆☆☆☆


松川事件
1961年 松川事件製作委員会
監督:山本薩夫

これも同じく、山本監督によるもので
昭和33年におこった、東北本線の脱線事故の話。

国内3例目の、人為的による脱線事故に対し
捜査当局は、最初から労働組合と共産党の仕業と決めつけ
元国鉄職員の少年に、脅迫や暴行を加え 嘘の自供をさせる

物語の大半は、その公判シーンなんだけど
執拗に無実を訴える、20人を映し出す映像に
この監督が生涯貫いた、姿勢をみる

興味がある方はコチラ

満足度 ☆☆☆☆


日本の黒い夏─冤罪
2000年 日活
監督:熊井啓

松本サリン事件で、警察やマスコミから
犯人扱いされた河野さん一家の話。

高校の放送部の部員達が、放送局に行って
取材するという視点が秀逸でした。

満足度 ☆☆☆☆


サンダカン八番娼館 望郷
1974年 東宝
監督:熊井啓

熊井監督つながりで…

いわゆる「からゆきさん」の話であるが
ここでも、取材者という間接的な立場の人がいる

貧しくて、南方に売られていった人に対し
10何年振りに戻った故郷は、冷たかった…

満足度 ☆☆☆1/2


海と毒薬
1986年 日本ヘラルド
監督:熊井啓

遠藤周作の同名タイトルの映画化。

こちらは、小説の方が面白いかと…

戦時中の、九州の大学病院で行われた
外国人捕虜の人体実験の話。

満足度 ☆☆☆











  
タグ :社会派


2011年05月10日 Posted by chibi at 23:22Comments(0)映画